自律神経にイイコト
前回は、気象病には自律神経が関わっているということを
お話させて頂きました。
では、自律神経にイイコトとは、どのようなことなのでしょうか?
例えば、朝食を必ず食べること、運動すること、ゆっくり話すことなどが
良い状態にするサポートをしてくれると考えられます。
朝食後は交換神経→副交感神経の順で活発になり、
消化吸収を促すことで胃腸を動かし、寝ている間に下がった体温を上げてくれます。
脳をリラックスさせてくれるGABAを多く含むトマトや、
ビタミンCを豊富に含む緑黄色野菜、
幸せホルモンといわれる「セロトニン」を作ってくれる乳製品なども
取り入れられるとパーフェクト!
運動は、ウォーキングや水泳などのゆったりとした有酸素運動がおすすめです。
しっかりと呼吸ができる運動は副交感神経を活発化させ、
酸素や栄養を体の隅々まで運んでくれます。
ゆっくり話すことは全く自律神経に関係ないように思われますが、
自然と呼吸が深くなり、運動同様に副交感神経の働きを向上してくれるので、
普段の生活で心掛けられると素敵ですね。
また、興味深いことに、自律神経は、腸と密接に関わり合っていることも分かっています。
腸のぜん動運動には副交感神経が関係していて、
交換神経が優位(ストレスを感じている状態)だとその運動が鈍ってしまい、
便秘や下痢などの不調を引き起こしてしまうのです。
食物繊維や発酵食品をバランスよく取り入れ、
腸を整えることは自律神経を整えることにもなります。
全てに共通していることは、ストレスを適度に発散させ、規則正しい生活を送ることです。
ご飯は極端に節制しない、運動は自分に合ったものを毎日続けて体を温めてスッキリする、
相手にゆっくり言葉を伝えて楽しい時間を過ごす♪
全てストレスを溜めないことに繋がります。