腸内細菌の不思議
人それぞれ、腸内細菌の構成は異なります。
人は出産時に母体からの産道感染で初めて菌に接触します。
つまり、母親の腸内細菌の影響を受けやすい可能性があります。
出産を予定されている妊婦の方、是非腸活で腸内環境を整えることをお勧めします。
では、帝王切開の子供はどうでしょうか。
ある論文では、診療所毎で子供の腸内細菌の構成に傾向があるとの報告があります。
また一般的によく言われるのが、居住している地域の水系で、
ある程度傾向があるとのデータもあります。
人それぞれ、異なる腸内細菌の構成であることから、
ある人である種の善玉菌が合っても、違う人では合わない場合が多々あります。
つまり、自分にあった善玉菌と巡り会うのは、宝くじ当たるような確率かもしれません。
では、腸内環境改善を効率よく実施するにはやはり食物繊維の摂取ではないでしょうか。
食物繊維は、腸内細菌の餌になり、自身の腸内細菌の自己活性を上げることが出来ます。
また、食物繊維は糖分の吸収を遅らせ、コレステロールの吸収を抑える働きもあります。
ひと昔前までは、栄養学的に軽視されていましたが、
現在、肥満や大腸がん、糖尿病、心臓病、高血圧等の予防に役立つことが分かってきています。
食事はもちろんですが、効率よく開発された食物繊維製剤を用いることも大切です。
詳しいお話、ご相談は、相談できるお薬屋さんへ。