肌荒れ対策
①正しい入浴法
石鹸の使い過ぎにより、皮膚の油分が失われ
肌がカサつきやすくなります。
特に冬は汚れがつきにくいので、毎日入浴する場合、
皮脂の減少している人では、腋の下、外陰部、肛門周囲など
汗とアカのつきやすい部分にだけ石鹸を使い
その他の部分は1日おきに洗えば十分です。
また、ナイロンタオルの使用は皮膚を傷つけ
摩擦熱で皮膚が黒ずむ危険がありますので
麻や絹の不織物などの天然素材で洗うと良いでしょう。
入浴剤は、米ぬかエキス、カンゾウ、カミツレ、
ももの葉などの保湿成分を配合したものが効果的です。
②肌着を着よう
かゆみを伴う人では、少しの刺激でもかゆみの原因となります。
セーターは素肌に直接着るのではなく
必ず肌着を着用し、肌着は刺激の強いウール、
ナイロンは避け、木綿の柔らかいものを着用しましょう。
③水仕事の前後にお手入れを
露出あいていることの多い手は、肌荒れやかぶれを起こしやすい部分です。
水仕事や紙・布などに触れる作業は、角質層が摩擦により傷ついたり
はがれ落ちたりするため、手が荒れてしまいます。
さらに、洗剤が角質層中のセラミドやアミノ酸、尿素などを溶かし出し
手に潤いがなくなります。
これらを防ぐために、ゴム手袋を使用したり、作業の前後に
クリームなどの保湿剤を塗り、保護しましょう。
④バランスの良い食事
一般的にアルコール類、香辛料、刺激物やアクの強い食物は
かゆみを強くすることが多く、量を増やさないように注意する必要があります。
肌荒れ改善のためには、ビタミンやミネラルの摂取が必要です。
特に皮膚の新陳代謝の関係するのはビタミンAや亜鉛です。
ビタミンAは、うなぎ、レバー、チーズ、バターなどに多く含まれます。
亜鉛は寒い季節においしいカキに多く含まれますので
生カキやカキフライ、カキの土手鍋といったバラエティーに
富んだカキ料理で、しっとりスベスベの肌を手に入れましょう。