水分のかしこい摂り方
水はとにかくたくさん飲めば体にいいと思っている方が
未だにたくさんいらっしゃいます。
生きていく上で水分摂取は欠かせませんが、なんでも摂り過ぎて体にいいことはありません。
「過ぎたるは及ばざる如し」と言われるように、
なんでも不足よりも過剰の害の方が総じて深刻です。
1日2リットルなど老若男女全員に必要な水分量とも言えません。
体質や仕事内容などで発汗する量も違いますし、
食事の内容や入浴の仕方でも大きく変わってきます。
大切なのは「飲み方」です。人間の身体はちょうど良い水分量を
摂取できるように作られているのです。
水分はのどが渇いたら一口ずつ含んで唾液と混ぜながら飲み込みましょう。
抹茶や熱いお茶をすするような上品な飲み方を心がけましょう。
小さなお子様には「グチュグチュゴックン」するように言ってみてください。
「もったいない精神」をもつ日本人はどうしても器に入ったものは
残さず飲み干す習慣があります。
お茶を注ぐ茶碗などの器が大きいとつい一度に、
また必要以上に水分を摂り過ぎてしまう傾向になります。
器を小さくすることで小まめな水分補給を心がけると水分が
過剰にも不足にもならずに済みます。
水はけが悪いことで起こる・悪化すると思われる症状は
浮腫み、冷え性、疲労倦怠感、胃腸障害(消化不良、下痢軟便、食欲不振、口内炎、
急性胃腸炎)、頭痛(重)、鼻水、鼻づまり、後鼻漏、滲出性中耳炎、回転性めまい、
吐き気、動悸、咳、痰、喘息、耳閉、耳鳴り、涙目(鼻涙管詰まり)、関節痛、
リウマチなどの症状が気になったら、相談できるお薬屋さんへ。