冬季うつについて
晩秋から冬にかけて悲しく憂鬱な気分になり
以前は楽しみだった活動にも興味がわかず
疲労感が募り、無力感や罪悪感にかられる・・・
このような季節性の抑うつ気分が「冬季うつ(ウインター・ブルー)です。
女性や若年者に比較的多いとされ、ある調査においては
2.1%に疑われたと報告されています。
またうつ病の人の10~20%が冬季うつを経験するともいわれています。
〇よく見られる症状?
気分が落ち込みやすい(特に午前中)、気分の低下、
なんとなくだるい、元気がなくなる、物事を楽しめない、
イライラする、人と会いたくない、過眠、過食などです。
体重が増加し、炭水化物や甘いものへの強い欲求が強まります。
〇原因は?
➀日照時間が短くなることで、メラトニンの分泌タイミング、
量が変化して、体内時計が乱れる。
②光の刺激が減ることで、ハッピーホルモンである
セロトニンの分泌が減り、脳の活動が低下する。
〇対処法は?
メラトニン、セロトニンの原料のトリプトファンを多く含む食材を摂る。
タンパク質に含まれており、生合成に必要なビタミンB6は魚類に含まれる。
脳でセロトニン神経のエネルギーになるのは炭水化物。
これらがバランスよく含まれるのがバナナです。